=敦煌奮闘記= 
莫高窟での13日間 〜10日目〜

 辺境の地で日本の知人に逢う
8月18日。 昨日同様、雲まじりの空。
おかげで朝は涼しく、昼間も暑さが和らぎました。

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11時過ぎ、午前中の一般窟参観を終えられました安増さんが、出店を 尋ねて下さいました。
杏皮水(杏子を浸して抽出したジュース)を飲みながら、店後ろの休憩 所で軽くお話をした後、午後の莫高窟参観時間を決める為に受付の方へ 向かわれました。
夕方のプチオフ会に関しては、午後の参観の具合によって調整と言う事 にしました。

15日の記念活動開幕以来、突如客足が減りましたが、それでも朝の 11時前後と夕方の3時前後はピークを迎えて、莫高窟は人足で重た そうです。

いつも目の前に、9層楼(96窟)を仰ぎながら悪戦苦闘して居ますが、 もうそろそろ市内に変更したい心境になっております。傍目には良い場所 なんですが、やはりモノが捌けないと言うのも困るので・・・。

午後5時過ぎ、午後の特別窟参観を終えられた安増さんが再度お見えに なられました。店を片づける間少し待って戴き、昨日安増さんも鳴沙山 往復に使われたタクシーの司机で、一緒に町へ向かいました。 沙州市場と商業一条街とを散歩して、結局、沙州小吃広場にある、テラス 式になった場所でテーブルに着き、メインは新疆料理に決めました。
テラスでは、どの店から注文するのも自由で、周りにある店から好きなも のを注文し、食する事が出来るスタイル。気が付くと沢山の人で賑わって いました。
メインの新疆料理は、現地で有名な「阿三餐庁」って所で、毎日席が無い くらい人気のお店で、ここは隣村七里鎮に本店のあるお店の分店(支店) でした。

(〜ここからは安増さんの日記より拝借〜)
羊肉の串(シシカバブ)、大きな羊腿の塊の焼き物、砂鍋(日本の寄せ鍋 に近い)北京風の水餃子、ビール、白酒を頼んで、全部でお会計は、86元 (=日本円1,160円)也で多少高い。
原因は、私が頼んだ白酒で、新疆ウイグル自治区の「伊利特」と言う43度 のお酒で、これが35元もする為。これがなければ、51元(=680円)で、 一人当たり230円の夕食です。
そういえば、隣の北京餃子の店から、取り寄せた水餃子20個分の料金4元 を支払うのを忘れていて、帰る途中呼び止められて支払うと言う場面も有り ました・・・。

ここでも問題は、冷えたビールが無かった事です。何とか1本だけは有った のですが、後は生温いので「ビンダ」と注文を付け、他の店も探して貰いま したが、残念ながらこれ以上冷たいビールにはありつけませんでした、グスン。

私は、白酒を飲み過ぎてふらふら、何とかChinaARTさんと画家爺ぃ さんにホテルまで送って貰って、無事に眠りに就く事が出来ました。
感謝、感謝です・・・。
(〜安増さんの日記より拝借させて戴いた部分は此処までです〜)

その後、ホテルで戴き物をして仕舞いました。
お別れしたあと、少し散歩して買い出しをし、また胡さんのタクシーを呼んで 莫高山荘まで戻りました。

タクシーの窓越しに、しかも真横に星が見えるので(これって凄いことなのでは?)、 暫く天を仰いで見入っていると、走っているのが自分なのか夜空なのか、それとも 走っているのか飛んでいるのか、訳が判らなくなるような感覚に陥り、何となく 優雅な感覚に捕らわれました。(酔っぱらっているのではござーませんよ!)

真横に星が眺められるのも、砂漠の真ん中を走っているからこそで、莫高窟 に囲まれて眠るのも結構優雅な感じで良いのですが、文字通り満天の星に囲 まれて眠るって言うのも、究極の贅沢に感じています。

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<続く・・・>
=10日目の写真集=

今日の9層楼
今日の9層楼は筋雲を被っておしゃれしてます。





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