今日は、店舗を間借りさせて戴いている老板娘に、莫高窟の梨、杏皮水、
莫高窟の水で打った面を戴きました。
この杏皮水って言うやつ、若干酸っぱくて甘いジュースで、言うならばスモモ
ジュースみたいな味で、暑い時にはピッタリです。ただ、量が多いのには
びっくり。
通常の販売価格は、ビールの大ジョッキに入っていて5元/杯です。しかも
スリキリ満タン。冷たい飲み物ですが、氷は入っていません。
当方は、お呼ばれでしたのでコップ一杯だけ。でもこれで充分ですね。
ジュースをそんなには飲めません。(でも、大陸の方々は満足らしいです)
梨は、口当たりも味もかなりリンゴに近く、梨なのかリンゴなのか良く判
らない感じでした。形は新疆の梨と同じでチョイ瓢箪型、色はもう少し濃
い緑色でした。でも、切り口は梨の透明感・・・とても不思議な梨です。
今日は町に下る必要がないので、莫高窟散歩第2段。
例の番人おじさんと一緒に、もっと端まで歩いて行きました。
おじさんのお名前は「余」さん。老余(らぉゆぃ)と呼ぶ事にしました。
更に北の端に、もう一人おじさんがいました。(老裴(らぉふぇい)。当方、
この文字の苗字は初めて)
彼曰く、洞窟だけの部分(工員の住居跡)が続く中、途中にドアのある所は、
日本の映画“敦煌”の撮影で造られたモノだそうで、古物ではないそうです。
老余も、老裴も、ものすごく良い人で、すぐに爺ぃと意気投合して仕舞いました。
普段、莫高窟全般のゴミや観光客の歩いた後の崩れた砂の整理などを
しているので、他人から余り理解されない職業。
爺ぃが分け隔て無く、老百姓の地位を大切にして話しをするので、2家族共、
まるで今までも友人だったかの如く、仲良く語り合って居りました。
明日の夕食は、老余の小屋で、「びゃんびゃん麺」のお呼ばれです。
(老余は陝西人。びゃんびゃん麺は、西安名物のお惣菜ぶっかけ麺の事です。)
一応騙しているようでイヤなので、爺ぃから当方が日本人だと言う事をバラ
して貰いました。田舎町では何かと難しい事になると面倒なので、おおっぴら
にはしていません。観光でなく長期ですから。
(ホテルも爺ぃのみの登記で済ますことが出来たので、とりあえず隠すように
しています。手配した人の計らい。あ、ここでバラしていますね。(^^;)
PS:
アホゥな爆音で音響設備を掻き鳴らし、リハーサルは10時ごろまで行われて
いました。
いつもは静かな莫高窟が、きょうは特別喧しい・・・ ・・・。
(幾度も、アホ、アホと、汚い言葉でごめんなさい。でも、とにかく矛盾して
いる行為に憤慨しっぱなしなもので・・・)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<続く・・・>
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