荷物の来る時間になったので、貨運代理店に行きましたが、19時になっても、
20時になっても荷物が来ません。
これまた工作態度很好の女性責任者、トラックの司机(運ちゃん)に早速電話。
しかし、柳園から敦煌までの区間では、手机(携帯)が繋がらず、待っている
だけの退屈な時間が、ただただ過ぎるだけと成ったのでした・・・。
腹も減ったし、夕飯も摂ってなかったので、とりあえず近所にあったラーメン
屋へ行きました。
南街、陽関大酒店の向かいにある「馮記牛肉面」で5元の牛肉麺を食べて、更
に待ちました。
「待つ」と言う事に慣れきっている当方、食後歩いて周りを見て居ると、夜8
時なのに、老若男女を問わず、昼間よりも沢山の人が、散歩したり、近所を駆
け回ったりしています。不思議な光景に見えるのですが、やはり北京との時間
差2時間を感じ、「やっぱ地球は丸いんやね〜」って思いました。
夜の8時でも、住民は北京の夕方6時と同じ感覚で生活サイクルを送っている
んです。
まぁ、外がこんなに明るかったら、幾ら“中国時間は夜8時”と言われても仕
方がないですね。
くだらない事を考えているウチに、やっと司机に連絡が取れ、変速機故障で修
理屋に居たと判明。(連絡せぇえええっちゅうねん!!・・・後で考えて気が付い
たのですが、道端の修理屋だから電話が無いのかも・・・あり得る。)
朗報が夜9時過ぎに判って、荷物が届いたのが9時半。スグそこまで来ていた
んですね〜。(そんでも手机の電波届かんかったんかな?)
早速、交渉して置いたタクシーに5個の荷物と、待っている間に買い込んだ食
糧を積み込んで、莫高窟に向けて登りました(現地の人風に言うとこうなりま
す)。
夜10時に莫高窟へ行っても帰りの人は拾えないので、タクシー交渉は40元
でした。昼間なら、通常片道30元と言うのが相場です。
大抵は往復換算弱になるので、50km40元なら仕方なしかな・・・。
昼から28℃くらいになったのでしょう、荷物を待っているだけで、少々暑さを
感じました。荷物を待っている間、荷物代理店責任者のおばさん、気を使ってく
れて、葡萄に西瓜、それにお茶等を出して呉れ、何かとても平和な待ち時間でし
た。
大陸だと、他の所だったら事務所等で待っている時などは、微妙な緊張感がある
のに、それが全く無かったです。人に接するたびに別地には無い、「人」を感じ
ます。
(え?そうじゃなく、アンタが現地人化してるだけだって??放っとけぇ〜(`´#)
ホテルに戻るともう夜10時。
部屋に入ると急に疲れが押し寄せて来て、何にもする気がなくなって、窓越しに
見える莫高窟の“夜景”を、少し部屋から眺めてからご就寝・・・。
しかしコレって、敦煌で他のどんな高級ホテルでも味わえない超級鋪張(超贅沢)
だと思いました。
おまけ:
夜の莫高窟には、街灯のようなランプが点灯しており、誰もいない下町通りの様
な光景です。
オレンジ色に灯ったランプが織りなした光景が、星空に照らされただけの砂漠の
山に、輝いて浮かび上がっています。敦煌市内から登ってくると、関所がある手
前くらいから、この光景が見えてくるので、もうすぐ到着することが判かります。
夜に敦煌市内から帰ってくる時は20分くらい暗い闇を走るので、近づいた時の
この瞬間が、すごく神秘的で良いです。(^^)v
莫高窟回廊の夜景。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<続く・・・>