=敦煌奮闘記= 
莫高窟での13日間 〜7日目〜

 常書鴻生誕記念祭
8月15日。今日は特別の日。
“常書鴻先生誕辰100周年記念活動開幕式”の日。

今日は夜の9時から、踊りや何やら乱七八槽(でたらめ)な行事が始まります。
やはりここでは、時間が新疆感覚。ライトアップがあるので、暗くならないと開始 出来ないみたいですね。夜の9時スタートですって。終わりの時間は11時?12時?

記念祭と言う事も無いのでしょうが、ここに来て1週間、これまでには無い特別 青い藍色の空、雲一つない空が1日中続きました。

でも、莫高窟をこよなく愛し続ける昔の人たちの霊が怒ったのか、気温が35℃と、 ドンドン気温が7月の盛夏時に逆戻りし、今日はここに来て一番暑い日となっています。

今後の週間予報も、ものすごい数字を出しており、
  16日:37−19℃
  17日:34−16℃
  18日:33−17℃
  19日:33−18℃
  20日:36−20℃
  21日:35−18℃
と言う具合で、来た時の様な32−12℃という優しい数字が見当たりません。

でも風が涼しく、夜は20℃を切るので良いのですが、今日の最低気温は19℃ と、この日記を付けているこんな時間でも(夜11時)暑くてたまりません。

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今日は観光客ウオッチングして遊んでいました。(^^;
だって生意不太好(商売が良くない)なんですもん・・・。

昔から中国の人はサングラスが好きなんだと思っていましたが、見て居ますと、 へんてこな色や形のものを、センス云々以前の感じで掛けています。
「人の趣味や!ほっといて」と言われそうですが、でもヘンですよ、この感じ。 (写真、撮って置けば良かったナァ・・・)

夜9時から記念開幕式が始まりましたが、やはり超低音の響くシンセサイザー ミュージックみたいなモノを大音量で掛けていました。
はた・・、と気が付いたのですが、PAから流れてくる音楽、何とモノラルなん ですねぇ(今時)。大きい音の割には広がりが無く、屋外なので・・・とも思っ ていましたが、始まる前のBGMを、ステージ当たりの真ん中で写真を撮りな がら聞いてみましたら、音像が全〜部真ん中に集まっています。これでは良い 音質は稼げません。しかも“テープ”でした・・・。(ーー; ヒスノイズ(ざぁー 音)がひど〜い)

海外からの文物保護専門家なども多く来ているのですが、何〜んにも感じない のかな?真ん前ですよ、96窟の。
踊りもヘンだし、腹も立つし、夜に居残って営業していましたが、まだ終わら ない10時半に切り上げて来てしまいました。

早くあの邪魔な鉄格子群を撤去して欲しいです。

帰り道で夜空を見上げましたら、天の川が襲ってくるような感じで広がってい ました。北斗七星も点滅して居るように見えました。
自分の田舎、京都綾部の山奥で見た天の川に続いて、綺麗なはっきりしたもの でした。空は澄んでいるのですが、いかんせん砂漠地帯ですので、頻繁に砂が 舞っているのか、やはり若干霞んだ感じがありますね。


いつもの莫高窟は、この日記と共に静かに眠りに着くのですが、 今日はそうも行かないようです・・・。

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<続く・・・>








=7日目の写真集=
金色に輝く常書鴻記念祭夜景
9層楼広場の夜景全景





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