=敦煌奮闘記= 〜22日目〜
      敦煌市内での活動(哈密編-1)

 哈密紀行1〜いざ、哈密へ!!
8月30日。
朝5時半に起きて、昨日発見したホテルの向かいにある美味しい牛肉面屋さんが 開いていたので、そこで牛肉面で朝食を済ませました。
6時15分、ここではまだ日は昇っていないので、薄暗い中を、白書記が出して 呉れたシトロエン9??に乗り込み出発。(狭かったです・・・)

敦煌の人は、「去柳園的公路,平平的(柳園行きの道は平坦だよ)」と言ってい ましたが、哈密の人たちが驚くくらいデコボコでした。少し走るとマシしになり ましたが、それでも整備は充分だとは言えません・・・
迎えに来たウォンバット似の白書記、
  「哈密は、敦煌に比べりゃ観光客すら来ないが、もっと清潔で、街並みも綺麗 で
  清掃も行き届いているのに、観光収益がくらべ物にならない位あるはずの敦 煌、
  沙州市場にしても小吃広場にしても、あんなにバッチイし、主要幹線道路も 何で
  こんなにいい加減なの〜?」
と絶句していました。
  「哈密は、新疆は、名前を聞くと辺鄙なイメージだけど、整備はここより遙か に良 
いよ」
と説明してくれました。(^^;
収益はどこに行っているのかしらん?(全部莫高窟の為なんて事はありえないので
見え見えですね(^^;)

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敦煌を出発してから暫くは真っ暗で、7時頃になってやっと明るくなり、更に暫く すると、地平線に現れた日の出を見ました。生まれて初めてです!(^^
感激しているのもつかの間、一直線のR215、右斜め前方にお日様がずっとつい てくるので、まぶしくて困りました。

柳園で給油。ここから左に折れてR312へ。柳園での距離が「3310」標識で、 星星峽を越えて哈密に着いたら「3560」位でした。
ゴビ灘砂漠の中に作られた道路の移動、割と道がワインディングで、上下勾配もあ る道でした。
ただ、片側1車線の狭〜い2車線道路、センターラインのみの道を、140kmで 飛ばすのは結構怖いです・・・ ・・・
敦煌−柳園間が128kmなので、合計380km程の道程を、4時間半かけての 移動でした。

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哈密市に到着。ウォンバット書記から聞いていた通り、街並みは綺麗に纏まっていて、 主要道路も広く綺麗なグリーンベルトも沢山ありました。
小区の住宅には贅沢に公園が設けられていて、リトル蘇州を見ている感じがする設計 になっていました。これを見ると、上海の我々が住んでいる小区は何なの?と感じて しまいます。地価が違うので当然ですが。(小区:一般住宅地区の事。県営住宅地の ような所)

宿泊先は、「東通大厦」と言う町の中心部にあるホテルで、1星ですが既に2星申請 が通り、申請などの支払いも終わっていて、標識の到着を待つばかりだそうです。
ホテルの中に入ってびっくり、ローカル地区の1星と聞いていたので、ある程度の覚 悟をしていたんです。でも、そんな心配は必要なく整った設備で、冷蔵庫とLANが 無いだけ。
直接電話発信の「16300」でダイアルアップ接続。「0」発信は要りません。
バスタブもあるし、部屋も広くて応接セット付き。トイレは広くて感温センサーで電 気が付くという、変な所が他のどのホテルより進んでいます。
このセンサー、歯磨きの時等は人が動いているので良いのですが、便器に座って大 きい方を頑張っていると、時間が来てしまい突如電気が消えてしまいます。初めは急 に消えると驚きましたが、そのうちに慣れて、消えたら手を振って再点灯させていま した。(結構面倒・・・)

町の人は、少し訛っているけど基本的に標準語。
維吾爾族の街に、あちこちの漢族が入り込んだ形なので、自然に共通語が標準語とな ったようです。おかげで話をしていても何となく気が楽です。
哈密市は、観光都市でも商業都市でもないのですが、全般的に敦煌よりレベルが高く、 政府の関心ベクトルが、多方向に正常に向いているように思えます。




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今日の夜は、西部発展報の関係者や知人が集まり、接待を受けました。
踊らされたり歌わされたりと、流石新疆!と言う感じを初っぱなから喰らっております。(~~;ゞ
新疆ダンスなんてできまヘン〜・・・
で、戻ったのが1時半でした・・・ ・・・

明日から何が待っているのかな??
新聞社の方の段取り待ちです・・・ドキドキ。

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<続く・・・>


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