=敦煌奮闘記= 〜20日目〜
         敦煌市内での活動

 居残り放浪画家旅団〜敦煌再発動準備
8月28日。
筋雲の多い朝。昼を過ぎても情況が同じだったので、これでは鳴沙山の夕焼けは 無理と考え延期しました。
同時に、秋の気配真っ盛りと言う感じになって来て、陽は出ているのですが、ア ンダーシャツに長袖のポロシャツで丁度良いと言う、少しヒンヤリした感じでし た。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今日は、特に活動は無かったのですが、昨日上海に戻った筈の人間が、沙州夜市 に現れたので、周りから色々訊かれる有様。
「上帝不抱擁(神に見放された)」が合い言葉になってしまいました。

あちこち歩いていると、「夜市で煙りだして絵を描いていた人」と声を掛けられ る有様で、有名になってしまったと感じると共に、やっぱり小さい町だなぁ〜と 実感した次第。

店舗を貸してくれていた髭坊主オヤジが夕食を誘って呉れて、そこで食べた「大 盤鶏」がメチャメチャ美味しかったです。
羊羔肉(羔(子羊)の肉)も美味しくて、残った汁に麺を入れて戴きました。
ビールを頼んだら、ぬくぬくのビールを持ってきたので、「冷たいのを探して」 と頼んだら、余所から2本持ってきてくれました。
かなり冷えていたので空けてみると、空けた先からシャーベット化して、見る見 るウチに半分当たりまで凍って仕舞いました。瓶内部で急に冷やされた空気が、 昇華作用を生じて固まったようです。注いでも中身が出て来ない、こんな極端な のも問題ですね。

食べ物と言えば、ここでは果物では良く「白蘭瓜」を買うのですが、時には別の ものをと思って、3,4日前にマスクメロンの出来損ないみたいなのを買いまし た。1個3元でした。
結構甘くて美味しいもので、丸ごと1人で食べてしまいました。貧乏性な私は、 日本ではなかなか出来ない贅沢(?)だと考えながら戴きました。
「白蘭瓜」も中が緑色のメロン。皮が白く、プリンスメロンの大玉みたいな形 で少し長め。これは縦に半分にして爺ぃと2人で食べたりします。殆ど毎日メ ロンですが、美味しいのでまだ飽きません。1斤0.7元です。 (1斤:500g)

夕食時、髭坊主オヤジが哈密の話やトルファンの話をしだして、彼、爺ぃと同 じ新疆生まれの漢族なので、爺ぃとは話が合うみたいです。「丁度、トルファ ンの葡萄が美味しくなり初めた頃だ」とも言っていました。

西域の葡萄シーズン到来です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<続く・・・>


莫高窟奮闘記へ





ご案内 羅成驤画の伯火筆画ギャラリー 中国写真撮影ギャラリー イラスト画像掲載ページ 会社紹介 リンク


Copyright (C) 2004 ChinaART Laboratories & Trading Japan. All Rights Reserved.