=敦煌奮闘記= 〜17日目〜
         敦煌市内での活動

 夜光杯の選び方
8月25日。
2度目の「超」が付くブルースカイの日、夕刻に薄雲が出るまで 真っ青でした。
今回の滞在では、曇りが1日、雨が1日、後は殆どが青空続き。
サングラスで歩くと、空の青と町の風景が不自然で、下手な画像加工をしたような コントラストになって見えます。

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野暮用があったので、再度、夜光杯のお店へ。
丁度、どこかの団体が来ていて、店の人の説明を、それに混ざって聞かせて貰いま した。
偽物の説明にて、金型に「軟玉粉」を流し込んでかたどる物ってのが結構あって、 これだと強度が無い。普通の石を同じように加工したものは、ごま塩模様が少なか ったり、極端に黒ずんでいたり、全く別の色を呈していたりで、これだと夜光杯で はなく、ただの石杯ですね。夜光杯は「玉」製品ですから。
(軟玉粉:「玉(ぎょく)」の中でも、低質のものを指して「軟玉」と言います。 それを粉にして固めて造ったものは、模造玉製品)

本物でも安価の物があり、石の外面「石皮部分」を使ったものが安い物として売ら れています。少々曇った感じで2個1組20元でした。単に記念品としてでしたら、 これで充分なのかも知れませんね。

その後、今の仕事場になった彷古商業一条街の方へ。("彷"はイベン)
少し散歩しながら夜光杯を見てみましたが、どれがどうなのか良く判りません。
本物にも緑色の薄い物もあるので、ここにある殆どが薄い色なので、もしかしたら、 本物の3等品?なんて考えたり・・・。

中国では、工場でロットアウトした海外製品ものが町に並ぶって事も珍しくはないので。
以前、上海の淮海路に住んでいた頃、里弄(北京で言う"胡同")で売っていた派手な柄で、 中国には無い感じのトレーナーを、爺ぃが「40元もした。でも柄が気に入って2着買った」 と言って持って帰ってきました。見せて貰うと、結構しっかりした物で、デザインもどこと なく馴染みのある感じ。すると日本語のエフが下がっていて、値札もありました。
「5,800円」と日本価格表示になっていました。

日本への輸出品だったと知ると、爺ぃはお買い得だと大喜び。私も欲しくてスグに駆け付け ましたが、そのおばさんはもう既に居ませんでした。(素早い〜)
工場から流れてきた、もしくはくすねた物を短時間で捌いて去って行ったようです。

横道にそれましたが、実際区別が付きにくい・・・それが夜光杯ですね。

いつもの小吃広場で、コールマン髭おやじのシシカバブと、向かいの新疆餐庁から拌面を 取り寄せ、冷えたビールを探し出して、まだ4時半でしたが早めの食事しました(何故か 髭オヤジは、面は扱わない)。
醸皮もあったのでお腹一杯になってしまい、暫く苦しかったです(醸皮:豆の粉の練り物で、 面状になっているもの。酢醤油のような味付け)。

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明日は最終日なので、店が終わると上海へ帰宅準備をしなくてはなりません。なので今日、 お世話になった人と軽く打ち上げをしました。
夜12時の閉店間際に客が集中してしまい、終わったのが1時前、食事の店に落ち着いたのが 1時半でした。こう言う時に限って、こんな事になるんですね。皮肉なモンです。

何だかんだ話しをして、最終的にホテルに戻ったのは3時・・・(@@; PCの電源を入れて、「ようこそ」メニューを見たのは覚えているのですが、立ち上がる のを待たずに寝てしまいました。(^^;

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<続く・・・>



夜光杯工場前夜光杯銷售部
夜光杯工場付近と店内風景。




=爺ぃとコールマン髭店主との会談=

爺ぃとコールマン髭店主との会談
爺ぃとコールマン髭店主との会談。

=2人の娘さんと店の準備風景=


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